「フルリモートで働きたいけど、自分にできるんだろうか」
「フルリモートの求人って、なんだか怪しい気がする」
「リモートワークは『やめとけ』ってよく聞くけど、実際どうなの?」
こうした疑問や不安を持っている方は多いのではないでしょうか。
僕自身、もともとは物流倉庫の出荷作業員で、その後営業職を経て、現在は日系SaaS企業でフルリモート勤務をしています。特別なスキルや資格があったわけではありません。
この記事では、未経験からフルリモートを実現するための考え方と具体的なステップを、僕自身の経験を交えながら解説します。
- 営業・カスタマーサクセスなど、IT以外の職種でもフルリモートは目指せる
- SaaS企業はオンライン商談が前提のため、フルリモートとの相性が良い
- 「フルリモート可」の求人でも、出社頻度などの条件は事前確認が必須
- 転職活動の軸として「働き方」を明確にし、エージェントにも伝える
フルリモートワークのメリット・デメリット
通勤時間ゼロ・場所を選ばない働き方のメリット
フルリモートワークの最大のメリットは、なんといっても通勤時間がなくなることです。
- 満員電車でのストレスがなくなる
- 通勤時間をそのまま自分の時間に使える
- 住む場所を会社の所在地に縛られずに選べる
- 体調管理や家庭の事情に合わせて柔軟に働きやすい
僕自身、前職では毎日の通勤や顧客先への移動だけでかなりの時間を使っていました。フルリモートになってからは、その時間を自分のための時間に使えるようになり、生活全体に余裕が生まれました。
「やめとけ」と言われる理由|孤独・自己管理・評価への不安
一方で、「フルリモートはやめとけ」という意見を見かけることもあります。主な理由は次のようなものです。
オフィスでの雑談や相談がしづらく、孤独を感じやすいという声があります。
オンとオフの切り替えが難しく、サボってしまう・逆に働きすぎてしまうこともあります。
成果が見えにくく、正当に評価されるか不安になる人もいます。
「フルリモート可」と書かれていても、実際は出社が必要なケースがあります。
これらは、事前に対策を知っておくことでかなり軽減できるものです。後ほど、具体的な対策についても触れていきます。
未経験からフルリモートを目指せる職種

フルリモートと聞くと「ITエンジニアなど専門スキルが必要なのでは」と思う方も多いですが、実際にはそれ以外の職種でもフルリモートの求人は増えています。
IT・Web系(プログラミング不要な職種も)
- Webディレクター・Webマーケティング
- カスタマーサポート(ITツールのサポートなど)
- データ入力・事務系のオペレーション
IT業界はリモートワークの導入が進んでいる業界の一つです。プログラミングスキルが必須でない職種も多く、未経験からの入り口として候補になります。
未経験からスキルを身につけながらIT・Web系への転職を目指したい場合は、こちらのようなサービスも選択肢になります。
WorX(ワークス)の評判・特徴|後払い型のリスキリング転職サービスを解説
IT・Web業界への転職ガイド|未経験・経験者別おすすめエージェントの選び方
営業・カスタマーサクセスなど非IT系
特に注目したいのが、SaaS(クラウド型のソフトウェアサービス)企業の営業職・カスタマーサクセス職です。
- インサイドセールス(電話・オンライン商談での営業)
- フィールドセールス(オンライン商談中心の法人営業)
- カスタマーサクセス(導入後の顧客サポート・活用支援)
SaaS企業は、対面での訪問営業ではなく、オンライン商談を前提とした営業スタイルを取り入れている企業が多く、フルリモートとの相性が良い業界です。また、未経験からでも営業経験があればポテンシャル採用の対象になりやすいのも特徴です。
僕自身、まさにこのパターンで、人材会社での営業経験を活かして日系SaaS企業の営業職に転職し、フルリモートを実現しました。
営業経験を活かしてフルリモート可のSaaS企業などからスカウトを受けたい場合は、こちらのようなスカウト型サービスも参考になります。
Ambi(アンビ)の評判・特徴|20代ハイクラス向けスカウト型サービスを解説
【体験談】営業職からSaaS企業でフルリモートを実現した方法

僕がフルリモートを実現するまでの流れを、簡単に振り返ってみます。
1社目は物流倉庫の出荷作業員、2社目は大手人材会社の営業職でした。2社目では、毎日の満員電車での通勤や顧客先への移動が当たり前で、「もっと自分の時間をコントロールできる働き方はないか」と感じるようになったのが、転職を考えたきっかけです。
転職活動では、
- 「フルリモート」を企業選びの軸の一つに設定する
- 営業経験を活かせる業界・職種を探す
- オンライン商談が中心の業界(SaaS業界など)に絞って情報収集する
という進め方をしました。1回目の転職活動で培った自己分析・職務経歴書作成の経験があったため、2回目はスムーズに進めることができました。
その結果、人材会社での営業経験と、物流倉庫で培った「やり切る力」を評価していただき、日系SaaS企業の営業職に内定。年収は前職から+160万円、そしてフルリモート勤務という、当時の自分には想像もできなかった環境を手に入れることができました。
詳しい経緯は、こちらの体験談記事でもお話ししています。
【体験談】Fラン・内定ゼロから2回の転職で年収600万・フルリモートになるまで
フルリモート求人を探すときの注意点|怪しい求人の見極め方
フルリモートの求人を探す際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
求人票の「フルリモート可」を鵜呑みにしない
求人票に「フルリモート可」と書かれていても、実際には「入社後しばらくは出社が必要」「月に数回は出社」といった条件がついているケースもあります。応募前・面接時に、出社頻度や条件を具体的に確認しておきましょう。
「誰でも簡単」「スマホだけでOK」には注意
未経験・誰でも歓迎をうたいながら、実態が不明瞭な求人には注意が必要です。事業内容や雇用形態、給与の支払い条件などが具体的に書かれているかを確認しましょう。
企業のフルリモートへの本気度を確認する
- 全社的にリモートワークを推進する制度・実績があるか
- 採用ページや求人票でリモートワークについて具体的に説明されているか
- 面接自体がオンラインで完結するか
これらを確認することで、求人の信頼性をある程度見極めることができます。
企業の口コミや選考体験談を確認できるサービスを併用すると、求人票だけではわからない「実際の働き方」の実態を把握しやすくなります。
エン転職の評判・特徴|口コミが充実した転職サイトを使うメリット
ワンキャリア転職の評判・特徴|選考情報・体験談が豊富な転職情報サイト
フルリモート転職を成功させるための準備
フルリモート転職を成功させるためには、通常の転職活動の準備に加えて、いくつか意識しておきたいポイントがあります。
- 転職理由・企業選びの軸として「働き方」を明確にする:第二新卒の転職活動の基本的な流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
- 営業経験など、オンラインでも成果を出しやすい職種経験をアピールする
- 自分の市場価値を客観的に把握しておく:ミイダスの評判・特徴|自分の市場価値を無料診断できるサービスのような診断サービスを使うと、想定年収やスカウトの傾向から「フルリモート可の求人にどのくらい現実的に届くか」のヒントが得られます
- 転職エージェントに「フルリモート希望」であることを明確に伝える:エージェント経由であれば、求人票だけではわからない「実際のリモート率」などの情報を確認してもらえることもあります
第二新卒の転職完全ガイド|何から始める?流れ・やり方を徹底解説
【20代・第二新卒向け】転職エージェント比較|タイプ別の選び方とおすすめの使い方
「自分にはどんな転職サービスが合うのかわからない」という方は、転職サービス診断もぜひ活用してみてください。
フルリモートで成果を出すための働き方のコツ

フルリモートで働き始めてから感じている、成果を出すためのコツも紹介します。
働き方の軸が定まらない場合は、まず「自分が本当にやりたいこと」を整理することも大切です。
キャリスピの評判・特徴|認知科学コーチングで「本当にやりたいこと」を見つける
自宅でも集中できる環境を作る
仕事用のスペースを決める、作業時間を区切るなど、オンとオフを意識的に切り替える工夫が大切です。
オンラインでのコミュニケーションを丁寧に
雑談が減る分、チャットやオンラインミーティングでのコミュニケーションを意識的に増やすことで、孤独感や評価への不安を軽減できます。
成果を「見える化」する習慣をつける
日々の活動内容や成果を記録・共有することで、オフィスにいなくても自分の働きぶりが伝わりやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. フルリモートの求人は未経験でも応募できますか?
A. はい、職種によっては未経験でも応募可能です。特に営業職など、ポテンシャル採用の枠がある職種は未経験からでもチャレンジしやすい傾向があります。
Q. フルリモートの仕事は、本当に「やめとけ」と言われるほど大変ですか?
A. 孤独感や自己管理の難しさなど、出社勤務とは異なる難しさはあります。ただし、事前に対策を知り、コミュニケーションや働き方の工夫をすることで、十分に乗り越えられるものです。
Q. フルリモートに強い業界はありますか?
A. IT・Web業界やSaaS業界は、オンライン商談・オンライン業務が前提となっていることが多く、フルリモートの求人が比較的見つけやすい業界です。
Q. フルリモート希望の場合、転職エージェントには何を伝えればいいですか?
A. 「フルリモート可」という条件だけでなく、「実際のリモート率」「出社が必要になるケース」なども含めて確認したい旨を伝えると、より実態に近い求人を紹介してもらいやすくなります。
まとめ|フルリモートは「正しい準備」で実現できる
フルリモートでの働き方は、特別なスキルがなくても実現できる可能性があります。
- フルリモートのメリット・デメリットを正しく理解する
- 未経験から目指せる職種(営業・カスタマーサクセスなど)を知る
- 求人の見極め方を押さえ、怪しい求人を避ける
- 転職活動の軸として「働き方」を明確にし、エージェントにも伝える
僕自身、物流倉庫の出荷作業員からスタートし、営業職を経て、SaaS企業でフルリモートを実現することができました。
「自分には無理かもしれない」と感じている方も、正しい準備とステップを踏めば、フルリモートという働き方は決して遠いものではありません。
