「内定はもらえたけど、提示された年収が思っていたより低い…」
「年収交渉なんて今までしたことがないし、何をどう伝えればいいかわからない」
「強気に交渉して、内定を取り消されたりしないか不安」
転職活動の中でも、特に緊張する瞬間のひとつが「年収交渉」だと思います。面接までは何とか乗り切れても、いざ内定が出て条件面談になると、急に身構えてしまう方は少なくありません。
僕自身、20代で2回の転職を経験し、合計で年収+250万円のアップを実現しました。ただ、正直に言うと、1回目の転職では「年収交渉」を自分で行ったわけではありません。転職エージェントに、ほぼお任せする形でした。一方、2回目の転職では、自分の実績や前職の年収を根拠に、自分自身で条件交渉に臨みました。
この記事では、「年収交渉ができるタイミング」「自分で交渉する場合とエージェントに任せる場合、それぞれの進め方」「交渉の根拠の作り方」「避けるべきNG行動」までを、僕自身の2回の転職での経験を交えながら解説します。「提示年収に納得できないけど、どうしたらいいかわからない」という方の参考になればうれしいです。
- 交渉のタイミングは「内定後・内定承諾前」が基本
- 相場は「現年収の10〜20%アップ」が目安
- 根拠は「前職の年収・実績」「市場価値」「他社の選考状況」の3つ
- 切り出し方は「感謝→意欲→相談」の順番が鉄則
- 交渉に苦手意識があるなら、エージェントに任せるのも立派な選択。実際、1回目は任せて+100万円、2回目は自分で交渉して+150万円、合計+250万円アップした
「提示年収に納得できない」まま転職してもいい?
結論から言うと、提示された年収に納得できないまま、なんとなく入社を決めてしまうのはおすすめできません。
転職後に「やっぱり年収のことが引っかかる」という気持ちを抱えたまま働き続けると、仕事へのモチベーションにも影響しますし、「あのとき、ひとこと伝えていれば」という後悔が残ってしまうこともあります。
一方で、「交渉なんて図々しいのでは」「せっかくもらった内定が取り消されたらどうしよう」と感じて、何も言わずに受け入れてしまう方も多いと思います。実際、僕自身も1回目の転職活動のときは、新卒就活でほぼ全落ち・内定ゼロだったという経験を引きずっていたこともあり、「内定をもらえただけでありがたい」という気持ちが強く、自分から条件面で何かを言うという発想すら、ほとんどありませんでした。
ただ、年収交渉は本来、「ごねる」ことでも「わがまま」を言うことでもありません。自分の経験やスキルに対して、企業側が提示している条件と、自分が考える適正な条件にズレがある場合に、そのズレをすり合わせるための、ごく一般的なコミュニケーションです。
実際、企業側も「内定を出した人にはできれば入社してほしい」という気持ちを持っていることが多く、内定後というタイミングは、求職者側にとって比較的交渉の余地が生まれやすいタイミングでもあります。
大切なのは、「いつ」「どのように」伝えるかという点です。次の章から、具体的に見ていきましょう。
年収交渉ができるタイミングはいつ?
年収交渉において、最も重要と言っても過言ではないのが「タイミング」です。タイミングを誤ると、せっかくの交渉が逆効果になってしまうこともあります。
選考中はNG、年収交渉は「内定後・内定承諾前」が基本
選考の途中、つまり面接が続いている段階で年収の話を強く切り出してしまうと、「条件面ばかり気にしている」「志望度が低いのでは」という印象を与えてしまう可能性があります。
もちろん、面接の中で「希望年収」を聞かれることはよくありますが、これはあくまで企業側がミスマッチを防ぐために確認している質問です。この段階で具体的な交渉をする必要はなく、「現職の年収」や「希望のレンジ」を正直に伝えておく程度で十分です。
年収交渉を本格的に行うべきタイミングは、
- 内定が出た後
- 内定承諾の返事をする前
この「内定後・内定承諾前」の期間です。この段階であれば、企業側はすでに「この人を採用したい」という意思を持っているため、多少の条件のすり合わせには応じてもらいやすくなります。
内定承諾後の交渉は原則できないと考える
逆に、一度「この条件で入社します」と内定を承諾してしまった後に、改めて年収交渉を持ちかけるのは、基本的には避けるべきです。
承諾後の条件変更は、企業側からすると「合意した内容を覆す」行為と受け取られかねず、信頼関係に影響する可能性があります。場合によっては、内定そのものが見直される、あるいは入社後の関係性に悪影響が出るリスクもゼロではありません。
そのため、「提示された条件に納得できるか」「交渉の余地があるか」は、内定承諾の返事をする前に、必ず確認しておく必要があります。「とりあえず承諾してから、後で相談しよう」という考え方は避けたほうが安全です。
年収交渉の相場はどのくらい?「現年収の10〜20%アップ」が目安
「交渉するとして、どのくらいの金額を希望すればいいのか」も気になるポイントだと思います。
一般的に、転職時の年収交渉の相場は「現年収の10〜20%アップ」が目安と言われています。日本の平均年収443万円で考えると、10〜20%アップで「+44万〜89万円」程度が、現実的に検討してもらいやすいレンジです。「いきなり年収を2倍にしてほしい」というような大幅すぎる希望は、よほど根拠が揃っていない限り現実的ではありません。
僕自身の経験で言うと、1回目の転職で年収+100万円、2回目の転職で年収+150万円のアップを実現しましたが、特に2回目の+150万円は、相場の目安よりもかなり大きな伸び幅でした。実績や前職の年収という「根拠」がしっかり揃っていたことが大きかったと感じています。
年収交渉の進め方|2つのパターン

年収交渉の進め方は、大きく分けて2つのパターンがあります。「転職エージェント経由で交渉してもらう」パターンと、「自分で企業と直接交渉する」パターンです。
僕自身、1回目の転職では前者、2回目の転職では後者を経験しました。それぞれのやり方を見ていきましょう。
パターン1:転職エージェント経由で交渉してもらう
転職エージェントを利用している場合、内定後の条件交渉は、キャリアアドバイザーが企業との間に入って代行してくれるケースが一般的です。
具体的には、
- 内定が出た後、エージェントから「内定条件」の連絡が来る
- 求職者は、その条件についての率直な感想や希望を、エージェントに伝える
- エージェントが、求職者の市場価値や他社での選考状況なども踏まえながら、企業側の人事担当者と条件交渉を行う
- 交渉の結果を、エージェントから求職者にフィードバックしてもらう
という流れになることが多いです。
求職者本人が企業の人事担当者と直接やり取りする必要がないため、「強気に言いすぎてしまわないか」「失礼な伝え方になっていないか」といった不安を感じにくいのが特徴です。また、エージェント側は他の求職者の事例や、その企業の過去の交渉実績なども把握していることが多く、「どのくらいの交渉なら現実的か」という相場感を持って動いてくれます。
条件交渉の精度は、エージェントが持っている情報量にも左右されます。複数のエージェントに登録しておくと、条件面でも比較・相談しやすくなります。
転職エージェントは複数登録すべき?メリット・デメリットと併用のコツ
パターン2:自分で企業と直接交渉する
転職エージェントを使わずに直接応募していた場合や、エージェントを利用していても「最終的な条件のやり取りは本人同士で」という場合には、自分で企業の人事担当者と条件交渉を行うことになります。
この場合、一般的な流れとしては、
- 内定通知・労働条件通知書などを受け取る
- 提示された条件を確認し、納得できない点や確認したい点を整理する
- 人事担当者に対して、メールや面談の場で、希望条件とその根拠を伝える
- 企業側からの回答を受けて、最終的な条件を確認したうえで、内定承諾の判断をする
という形になります。
自分で直接やり取りする分、伝え方には注意が必要です。「一方的に要求する」のではなく、「内定をいただき大変嬉しく思っている。そのうえで、ひとつご相談させていただきたい」という形で、感謝と入社意欲を伝えたうえで、希望を伝えるという順番を意識すると、印象が大きく変わります。
どちらのパターンが良い・悪いということはありません。「交渉に苦手意識が強い」「初めての転職で何が適正なのかわからない」という方は、エージェント経由での交渉を選ぶのも、まったく問題のない選択です。
交渉の「根拠」をどう作るか|市場価値と前職実績の伝え方
年収交渉で最も大切なのは、「希望額」そのものよりも、その金額を希望する「根拠」です。
「なんとなく、もう少し欲しい」という伝え方では、企業側も判断のしようがありません。一方で、根拠が明確であれば、企業側も社内で交渉材料として扱いやすくなります。
交渉の根拠としてよく使われるのは、次のようなものです。
前職での年収・実績
「前職での年収はいくらだったか」「どのような実績を上げてきたか」は、交渉の最も基本的な根拠になります。特に、前職で一定の成果を出している場合は、その実績を具体的な数字とともに伝えることで、説得力が増します。
- 売上や契約件数などの数値実績
- 担当していた業務の範囲や責任の大きさ
- 表彰・評価された経験など
同業界・同職種の給与水準(市場価値)
自分のスキルや経験が、転職市場全体でどの程度の水準にあるのかを把握しておくことも重要です。同業界・同職種の求人情報や、転職エージェントから得られる情報をもとに、「自分の経験であれば、このくらいのレンジが一般的」という相場感を持っておくと、交渉時の説得材料になります。
他社からの選考状況(あれば)
他社でも選考が進んでいる、あるいは内定が出ている場合、その状況を伝えることも、交渉材料のひとつになり得ます。ただし、これはあくまで「事実として伝える」ものであり、「他社のほうが条件が良いので、そちらに行きます」といった形で脅しのように使うのは避けるべきです。
これらの根拠を整理したうえで、「自分のこれまでの実績・経験を踏まえると、このくらいの水準を希望したい」という形で伝えることが、年収交渉の基本的な進め方になります。
年収交渉の切り出し方・例文【感謝→意欲→相談の順番が鉄則】
「根拠は整理できたけど、実際にどう切り出せばいいのかわからない」という方も多いと思います。
年収交渉を切り出すときの基本構成は、次の順番です。「いきなり要求から入らない」というのが最も大切なポイントです。
- ①内定への感謝を伝える
- ②入社意欲が変わらないことを伝える
- ③条件について相談したい旨を伝える
- ④希望条件と根拠を簡潔に伝える
メールで伝える場合の例文
〇〇様
お世話になっております。〇〇(自分の氏名)です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。御社の事業内容や雰囲気に大変魅力を感じており、ぜひ入社させていただきたいと考えております。
大変恐縮なのですが、提示いただいた条件について一点ご相談させていただけますでしょうか。現職での年収([〇〇万円])やこれまでの実績([具体的な数値・経験])を踏まえまして、年収面につきまして、もう少しご検討いただくことは可能でしょうか。
ご多用のところ恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
ポイントは、「条件に納得できないので変えてほしい」という伝え方ではなく、「ぜひ入社したいからこそ、一点だけ相談させてほしい」という伝え方にすることです。特にFラン・第二新卒のように「強気に出るのが苦手」と感じる方は、この「感謝→意欲→相談」というクッションを意識するだけで、ぐっと伝えやすくなると思います。
【体験談】1回目はエージェント任せ、2回目は自分で交渉した話

ここで、僕自身の2回の転職での年収交渉について、改めて振り返ってみたいと思います。
1回目:エージェントにほぼお任せした条件交渉
1社目の物流倉庫の出荷作業員から、2社目の大手人材会社の営業職へ転職した際、年収交渉そのものは、ほとんどエージェントに任せる形になりました。
正直なところ、当時の僕は「年収交渉」という発想自体がほとんどありませんでした。新卒就活で内定ゼロだったトラウマもあり、「内定をもらえただけで十分すぎる」という気持ちが強かったからです。
ただ、エージェントとの面談を15回以上重ねる中で、
- 物流倉庫での経験を、営業職にどう言い換えてアピールするか
- 自分の市場価値が、現時点でどのくらいなのか
といった部分を、徹底的に整理してもらいました。その結果として、内定後の条件面でも、エージェントが企業側との間に入って調整してくれて、最終的に前職から年収+100万円、年間休日も+20日、残業も月30時間程度まで減るという、当初想定していたよりも良い条件で入社することができました。
このとき強く感じたのは、「自分一人では、こんな条件を引き出せなかっただろう」ということです。年収交渉に対する不安や苦手意識が強い人にとって、エージェントに任せられるという選択肢があることは、本当に心強いと思います。
2回目:自分の実績を根拠に、自分で交渉に臨んだ
2社目の人材会社の営業職から、3社目の日系SaaS企業の営業職へ転職した際は、状況が大きく変わりました。
このときは、2社目で2年半営業経験を積んでおり、自分なりに数字としての実績(担当した契約件数や、目標に対する達成度など)を語れるようになっていました。また、前職(2社目)での年収という、明確な「実績としての数字」もありました。
内定をいただいた後、提示された条件を確認したうえで、
- 前職での年収実績
- 営業職としてどのような成果を上げてきたか
- 同職種・同業界での自分の市場価値について、転職活動を通じて把握していたこと
を整理し、自分自身で「この実績を踏まえると、もう少し条件面でご相談できないか」という形で伝えました。
1回目の転職のときとは違い、「根拠となる実績」と「前職の年収」という、具体的な数字を持って交渉に臨めたことは、自分の中でも大きな自信になりました。最終的には、前職から年収+150万円という条件で入社することができ、フルリモート・フルフレックスという働き方も実現できました。
2回の転職を振り返ると、年収交渉は「+100万円」「+150万円」、合計+250万円のアップにつながったわけですが、その中身は「エージェントに任せた交渉」と「自分自身で行った交渉」という、まったく異なる2つの経験でした。
どちらが正解ということではなく、「今の自分には、どちらが向いているか」を考えることが大切です。1回目の自分のように転職活動に自信が持てない段階であれば、エージェントに頼ることは決して悪いことではありません。逆に、ある程度の実績や数字を語れる段階になっているなら、自分自身で交渉に臨むという選択肢も十分に現実的です。
僕の転職全体のより詳しい経緯については、こちらの体験談記事でもお話ししています。
【体験談】Fラン・内定ゼロから2回の転職で年収600万・フルリモートになるまで
また、「年収アップにつながる転職全体の考え方」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
年収アップ転職の方法|第二新卒でも実現できる考え方とステップ【体験談あり】
年収交渉で避けるべきNG行動
年収交渉は、進め方さえ間違えなければ、大きなリスクを伴うものではありません。ただし、以下のような行動は避けたほうがよいでしょう。
- 根拠を示さずに、金額だけを要求する:「もっと上げてほしい」「あと〇〇万円は欲しい」と、金額だけを伝えるのは避けましょう。根拠とセットで伝えることで、企業側も検討しやすくなります。
- 選考中の早すぎる段階で交渉を切り出す:面接が続いている段階で、強く年収交渉を持ちかけるのはおすすめできません。「条件面ばかり気にしている」という印象を持たれ、評価に影響する可能性があります。
- 他社の選考状況を「脅し」のように使う:「他社のほうが年収が高いので、そちらに行きます」というような伝え方は、たとえ事実であっても、印象を悪くしてしまうことがあります。あくまで「参考情報として」伝える程度にとどめましょう。
- 内定承諾後に交渉を持ちかける:一度承諾した条件を後から覆そうとするのは、信頼関係を損なうリスクがあります。交渉は、必ず「内定承諾前」に行いましょう。
- 感謝や入社意欲を伝えずに、要求だけを伝える:「内定をいただいたことへの感謝」「入社したいという意欲」を伝えることは、思っている以上に大切です。これがあるかないかで、企業側の受け取り方は大きく変わります。
提示年収が低いと感じたときのチェックリスト

提示された年収に「ちょっと低いかも」と感じたとき、まずは以下の点をチェックしてみてください。
- 内定承諾の返事は、まだ済んでいないか
- 自分の前職での年収・実績を、数字として整理できているか
- 同業界・同職種の給与水準について、ある程度の相場感を持てているか
- 「自分一人で交渉するのは不安」と感じていないか
- 転職エージェントを利用している場合、条件面での相談をエージェントにしているか
特に最後の項目は重要です。エージェントを利用している場合、「条件について少し相談したい」と伝えるだけでも、エージェント側が間に入って動いてくれることがあります。一人で抱え込まず、まずは相談してみることをおすすめします。
また、「そもそも自分の市場価値がどのくらいなのか分からない」「もっと年収アップを狙えるサービスを知りたい」という方には、ハイクラス層向けの転職エージェントやスカウト型サービスを併用するという選択肢もあります。
たとえば、ハイクラス求人を多く扱うパソナキャリアのようなエージェントでは、年収800万円以上の求人も多く扱っており、丁寧なキャリア相談を通じて、自分の市場価値や条件交渉について相談できる場合があります。
また、ビズリーチのようなスカウト型サービスに登録しておくと、企業やヘッドハンターから直接届くスカウトの年収レンジを通じて、「今の自分に、どのくらいの市場価値があるのか」を客観的に把握するヒントにもなります。今すぐ転職を考えていない場合でも、情報収集として登録しておく価値はあると思います。
「自分にはどんなサービスが合うのかわからない」という方は、転職サービス診断もぜひ活用してみてください。
第二新卒・20代でも年収交渉はしていい?
「第二新卒だし、実績も少ないから、年収交渉なんて図々しいのでは」と感じる方も多いと思います。実際、僕自身も1回目の転職のときは、まったくそう感じていました。
結論から言うと、第二新卒や20代であっても、年収交渉自体は可能です。ただし、伝え方や根拠の作り方には、年代や経験に応じたコツがあります。
新卒就活で内定ゼロだった、社会人経験がまだ浅い、といった段階では、正直なところ「交渉できるだけの根拠」が不足していることも多いです。このような場合は、無理に自分で交渉しようとせず、提示された条件をそのまま受け入れる、または転職エージェントに「条件面でも相談したい」と伝え間に入ってもらう、という選択肢を取ることも十分に合理的です。1回目の転職のときの僕自身がまさにこのパターンでした。「交渉しなかった」のではなく、「エージェントに任せるという交渉の仕方を選んだ」と捉えることもできます。
一方で、社会人経験を1〜2社分積んでいる第二新卒・20代であれば、前職での年収という「実績としての数字」や、担当業務での成果(売上・契約件数・評価など)を根拠として、十分に交渉の余地があります。実際、僕自身も2回目の転職では、前職(2社目)での年収と営業実績を根拠に、自分自身で条件交渉に臨みました。
「第二新卒だから交渉してはいけない」ということはありません。大切なのは、「今の自分が語れる根拠は何か」を整理したうえで、その根拠に見合った形で相談することです。根拠が薄い段階であればエージェントに頼り、根拠が揃ってきたら自分でも交渉してみる。年齢や経験に応じて進め方を選べばよいと思います。
よくある質問(FAQ)
Q. 年収交渉は、どのタイミングで切り出せばいいですか?
A. 内定が出た後、内定承諾の返事をする前のタイミングが基本です。選考中や、内定承諾後の交渉は避けましょう。
Q. 年収交渉をすると、内定が取り消されることはありますか?
A. 根拠もなく一方的に高額な要求をする、感謝や入社意欲を伝えずに要求だけを伝える、といった伝え方をしない限り、誠実な相談として受け止めてもらえることがほとんどです。過度に心配しすぎる必要はありませんが、伝え方には配慮しましょう。
Q. 自分で交渉するのと、エージェントに任せるのと、どちらがいいですか?
A. どちらにもメリットがあります。交渉に苦手意識が強い方や、初めての転職で相場感がつかめない方は、エージェントに任せるのも良い選択です。一方、ある程度の実績や前職の年収など、明確な根拠を語れる方は、自分で交渉することも十分可能です。
Q. 第二新卒や転職回数が少ない場合でも、交渉できますか?
A. はい。実績の大小にかかわらず、「前職での経験」「同業界・同職種の給与水準」などを根拠として伝えることは可能です。不安な場合は、転職エージェントに相談しながら進めるのがおすすめです。
Q. 提示年収に納得できない場合、必ず交渉すべきですか?
A. 必須ではありません。ただ、納得できないまま入社して後悔するよりは、内定承諾前に一度相談してみる価値はあると思います。
Q. 年収交渉では、どのくらいのアップ幅を希望すればいいですか?
A. 一般的には「現年収の10〜20%アップ」が目安とされています。ただし、これはあくまで目安です。実績や経験、根拠の強さによって現実的な交渉幅は変わるため、「今の自分が語れる根拠」に見合った範囲で希望を伝えることが大切です。
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まとめ|交渉は「タイミング」と「根拠」、そして「頼っていい」
転職の年収交渉について、ポイントをまとめます。
- 年収交渉は「内定後・内定承諾前」のタイミングで行うのが基本
- 内定承諾後の交渉は、信頼関係を損なうリスクがあるため避ける
- 交渉の進め方には、「エージェント経由」と「自分で直接」の2パターンがある
- 交渉の根拠としては、前職の年収・実績、同業界・同職種の市場価値、他社の選考状況などが使える
- 根拠を示さない要求や、感謝・入社意欲のない伝え方はNG
僕自身、1回目の転職では年収交渉をエージェントにほぼ任せ、2回目の転職では自分の実績や前職の年収を根拠に、自分自身で交渉に臨みました。この2回の経験を通じて言えるのは、「交渉が怖い」と感じる段階では、無理に自分で抱え込まず、エージェントに頼ってもまったく問題ないということです。そして、実績や根拠が整理できる段階になれば、自分自身で交渉するという選択肢も、決して特別なことではありません。
「提示年収に納得できない」「交渉なんてしたことがない」という方も、タイミングと根拠さえ押さえれば、年収交渉は決して怖いものではないはずです。一人で悩まず、まずは転職エージェントへの相談や、転職サービス診断から、自分に合った進め方を探ってみてください。
