「営業は未経験でも転職しやすい」——よく言われる話ですが、その根拠を数字で示している記事はほとんどありません。忍耐力が身につくから、コミュニケーション能力が評価されるから、といった説明で終わっているものが大半です。
実際には、公的な統計にはっきり出ています。厚生労働省の職業安定業務統計によると、営業職業従事者の有効求人倍率は2.14倍。全職業平均が1.10倍、一般事務が0.37倍なので、求人の出方がまるで違います。
この記事は、営業への転職を考えている20代・第二新卒向けの入口です。まず数字で全体像をつかみ、営業職の5タイプから自分に合う方向を決めて、そのうえでいまの悩みに対応する詳しい記事へ進めるように整理しました。
営業への転職が「しやすい」と言われる理由は、求人倍率に出ている

感覚論ではなく数字から入ります。ハローワークの求人・求職データを集計した厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」の令和8年3月分から、主な職業の有効求人倍率を抜き出しました。
| 職業 | 有効求人倍率 | 新規求人倍率 |
|---|---|---|
| 営業職業従事者 | 2.14倍 | 3.21倍 |
| 販売従事者 | 1.88倍 | 2.85倍 |
| 商品販売従事者 | 1.73倍 | 2.61倍 |
| 情報処理・通信技術者 | 1.39倍 | 2.66倍 |
| 職業計(全職業平均) | 1.10倍 | 1.82倍 |
| 営業・販売事務従事者 | 0.97倍 | 1.63倍 |
| 事務従事者 | 0.44倍 | 0.79倍 |
| 一般事務従事者 | 0.37倍 | 0.67倍 |
営業と一般事務では、競争率が5倍以上違う
有効求人倍率は、求職者1人あたり何件の求人があるかを示します。1.0倍を超えていれば求人のほうが多く、下回っていれば求職者のほうが多い状態です。
営業職業従事者の2.14倍は、1人に対して2件以上の求人がある状態を意味します。一方の一般事務は0.37倍で、1件の求人を約2.7人で取り合う計算です。同じ「未経験から目指す」でも、入口の広さがまったく違います。
この差が、「営業は未経験でも入りやすい」と言われる構造的な理由です。企業側が慢性的に人を採れていないので、経験よりポテンシャルで採る枠が生まれます。
「事務がいい」と思っている人ほど、一度この数字を見てほしい
営業を避けて事務職を志望する人は多いのですが、0.37倍という数字は、未経験で挑むには相当に厳しい水準です。事務職を目指すなら、営業以上に準備と戦略が要ります。
紛らわしいのが「営業・販売事務従事者」で、これは営業のサポート業務にあたる職種です。0.97倍と一般事務よりは開いていますが、営業職業従事者の2.14倍とは別物なので、求人を探すときは職種名を混同しないよう注意してください。
営業職は5タイプある。どれを選ぶかで働き方が変わる

「営業」とひとことで言っても中身はまるで違います。合う合わないは営業職全体ではなく、タイプ単位で決まります。まずは自分がどの方向を見ているのかを決めてください。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 | 詳しく読む |
|---|---|---|---|
| 法人営業(BtoB) | 企業が相手。商談規模が大きく、契約までが長い | 論理的に提案を組み立てたい人 | 未経験から法人営業へ |
| 個人営業(BtoC) | 不動産・保険・自動車など。個人の生活に踏み込む | 信頼関係づくりが得意な人 | — |
| 新規開拓営業 | 取引のない相手へアプローチ。行動量が成果に直結 | 数をこなして成果を出したい人 | — |
| ルート営業 | 既存顧客を定期訪問。新規開拓よりプレッシャーが軽い傾向 | ノルマ追いを避けたい人 | 未経験からルート営業へ |
| インサイドセールス | 電話・オンライン商談中心。外回りがない | 移動を減らしたい人・リモート志向 | — |
| 反響営業 | 問い合わせてきた見込み客に対応。プッシュ型が少ない | 飛び込みや テレアポを避けたい人 | — |
とくにルート営業・インサイドセールス・反響営業の3つは、「営業はやってみたいがノルマに追われるのは避けたい」という人の受け皿になります。求人票で「新規開拓」と書かれているか「既存顧客中心」と書かれているかを見るだけでも、日々の働き方はかなり絞り込めます。
未経験・20代から入りやすい営業の業界5つ
タイプが決まったら次は業界です。同じ法人営業でも、扱う商材が変われば求められる知識も評価のされ方も変わります。未経験から挑戦しやすいのは、研修が整っているか、分業が進んでいる業界です。
SaaS業界|段階的にスキルを積める
クラウド型のソフトウェアを法人に提供する業界です。インサイドセールス→フィールドセールス→カスタマーサクセスと分業が進んでいる会社が多く、いきなり全工程を任されないのが未経験にとっての利点です。
オンライン商談が前提なので移動が少なく、リモート勤務を認めている企業も比較的あります。商材がITなので勉強は必要ですが、エンジニアほどの専門性は求められません。
人材業界|ビジネスの構造が学べる
企業の採用課題をヒアリングして、求人や人材を提案します。相手が経営者や人事責任者になることが多く、いろいろな業界の内側を短期間で知れるのが特徴です。
扱うのが「人」なので在庫や納期の概念がなく、提案の質がそのまま成果に出ます。厳しい面もありますが、営業の基礎を身につける場としては密度が高い業界です。
不動産業界|求人が多く研修も整うが会社差が大きい
個人営業・法人営業ともに求人が豊富で、未経験歓迎の枠も多い業界です。インセンティブの比率が高い会社が多く、成果次第で年収を上げやすいのも事実です。
一方で、数字のプレッシャーの強さは会社によって大きく変わります。「年収例1,000万円」を掲げる求人ほど、固定給の割合と目標設定の単位を確認してください。同じ不動産営業でも、賃貸仲介と投資用物件の販売ではまったく別の仕事です。
広告業界|提案型で市場の変化が速い
企業の集客課題に対して広告やマーケティング施策を提案します。メディア の移り変わりが速いため、常に新しい知識を入れ続ける必要がある反面、スキルの伸びも速い業界です。
数字で効果を示す仕事なので、分析的に物事を考えるのが好きな人と相性がよい傾向があります。
IT業界(SIer・SES営業)|専門知識は入社後でも間に合う
システム開発やエンジニアの受託・派遣を提案する営業です。専門知識が要りそうに見えますが、未経験向けの研修を持つ会社が多く、エンジニアと組んで提案する形が一般的です。
IT業界そのものへの理解を深めたい場合は、業界の構造から整理した記事も用意しています。
未経験が知らない「営業の1日」
営業のイメージが「飛び込みとテレアポ」で止まっている人は多いのですが、実際の時間配分は商談以外の業務がかなりの割合を占めます。ここを知らないまま入ると、想像とのズレが起きます。
| 業務 | 中身 | 未経験者が驚きやすい点 |
|---|---|---|
| 商談・訪問 | 顧客への提案、ヒアリング | 1日2〜4件程度のことも多く、想像より少ない |
| 提案資料の作成 | 見積書、提案書、社内稟議の資料 | デスクワークの時間が長い |
| 顧客管理・入力 | CRMへの記録、進捗更新 | 入力を溜めると評価にも響く |
| 社内調整 | 納期・仕様・条件の社内確認 | 「社内を通す」仕事が意外と多い |
| アポイント獲得 | 電話、メール、問い合わせ対応 | 会社とタイプによって比重が大きく違う |
「営業=話す仕事」だと思って入ると、資料作成と社内調整の多さに戸惑います。逆に言えば、人前で話すのが得意でなくても、準備と段取りで戦えるのが営業の実際です。
いまの悩みから、読む記事を選ぶ
営業への転職でつまずくポイントは、だいたい決まっています。該当するものから読み進めてください。それぞれ個別の記事で、公式資料や規約まで踏み込んで解説しています。
悩み別に読む
「営業は厳しい」と聞いて迷っている
結論から言うと、厳しいかどうかは営業職全体ではなくタイプと会社の文化で決まります。新規開拓中心で行動量を追う会社と、既存顧客のフォローが中心の会社では、同じ「営業」でも日々の負荷がまったく違います。
ここは転職論の中でもっとも読まれている記事で扱っているので、詳細はそちらに任せます。転職しやすい人と難しい人がどこで分かれるかを、条件別に整理してあります。
ノルマが不安、志望動機が書けない
ノルマは「会社・チームの文化」で重さが大きく変わります。面接で「目標はどの単位で設定されますか」「未達のときはどう扱われますか」と聞けば、詰める文化かどうかはかなり判別できます。
志望動機については、未経験の場合「なぜ営業なのか」より「なぜこの会社の営業なのか」のほうが問われます。例文付きの書き方は個別記事にまとめてあります。
未経験から営業に入るときの現実的な進め方

求人倍率が示すとおり入口は広いのですが、受かりやすい=どこでもいい、ではありません。順番だけ押さえておくと、入ってから「思っていたのと違う」が減ります。
- タイプを1つに絞る(新規開拓かルートか、訪問かインサイドか)
- 業界を2〜3に絞る(扱う商材に興味が持てるかで選ぶ)
- 求人票で「新規/既存」「訪問/内勤」の比率を確認する
- 面接で目標設定の単位と未達時の扱いを聞く
- 内定後、条件面談でインセンティブの計算方法まで確認する
③と④を飛ばす人がとても多いです。「営業」という職種名だけで応募すると、入社後に働き方のギャップが出ます。求人票と面接で確認すれば、入る前に分かることばかりです。
あお僕が人材会社の営業を受けたとき、面接で「目標は月単位ですか、四半期ですか」と聞きました。月単位だと未達の月が目立つぶん詰められやすい、と事前にエージェントから聞いていたからです。実際は四半期での評価で、そこは入ってからも助かりました。聞いておいてよかった質問のひとつです。
営業への転職で使う転職サービス
営業は求人が多いぶん、数を見るのか、営業職に絞って深く見るのかで使うサービスが変わります。目的別に整理しました。
| サービス | 型 | 営業転職での使いどころ |
|---|---|---|
| hape Agent | 営業職特化エージェント | 営業に絞って相談したいとき。タイプ別の求人差を聞ける |
| リクルートエージェント | 総合型エージェント | 求人数が最大級。業界を横断して比べたいとき |
| type転職エージェント | IT・Web中心/首都圏 | SaaS・IT業界の営業を狙うとき |
| 就職カレッジ(ジェイック) | 既卒・フリーター特化 | 正社員経験がない状態から営業を目指すとき |
| ミラキャリ | 20代・事務職特化 | 営業ではなく事務に方向転換する場合の受け皿 |
今の状況から選ぶなら
- 営業に決めていて、タイプで迷っている人:hape Agent(営業特化なので求人の中身まで聞ける)
- まず求人の全体量を見たい人:リクルートエージェント(業界横断で比較できる)
- SaaS・IT業界の営業を狙う人:type転職エージェント(首都圏のIT求人に強い)
- 正社員経験がない人:就職カレッジ(書類選考なしの面接会型)
- やはり事務のほうが合うと感じた人:ミラキャリ(0.37倍の市場なので専門の支援を使う)

営業への転職は何歳まで?年代で変わること
求人倍率が高いといっても、年齢で見られる部分は変わります。「何歳まで可能か」より「何を聞かれるか」で考えたほうが準備しやすいので、年代別に整理します。
20代前半・第二新卒
ポテンシャル採用の中心層です。営業未経験でも、前職の経験を細かく問われることは多くありません。見られるのは続けられそうか、素直に吸収できそうかという点です。
この時期は業界を広めに見て構いません。むしろ絞りすぎると、比較材料がないまま決めることになります。
20代後半
未経験可の求人は十分にありますが、前職で身につけたものが営業でどう再現されるかを説明できるかが分かれ目になります。接客なら相手の要望を引き出した経験、事務なら期日と精度を守った経験、といった具合です。
職種未経験でも「社会人としての基礎はできている」前提で見られるので、そこを崩さない受け答えができれば不利にはなりません。
30代
完全未経験からの営業転職は、20代より選択肢が狭まります。ただし前職の業界知識を活かせる営業なら話が変わります。製造業出身なら製造業向けの法人営業、医療機関で働いていたなら医療系の営業、というように、商材の理解が武器になる求人を狙うのが現実的です。
「営業は未経験だが、この業界のことは分かる」という組み合わせをつくれるかどうかが鍵になります。
40代
求人がなくなるわけではありませんが、ポテンシャルではなく持っているものを見られます。業界知識、取引先とのつながり、マネジメント経験のいずれかが求められることが多く、まったくの未経験という条件だけでは通りにくくなります。
年代を問わず効くのは「タイプを絞ること」
どの年代でも共通するのは、営業職全体で受けるより、タイプを絞ったほうが通りやすいことです。新規開拓が中心の会社とルート営業では、求める人物像が違います。自分の経験がどちらに寄っているかを決めてから応募したほうが、面接での説明も一貫します。
営業の年収は「平均」で見ても判断できない
営業の転職記事では平均年収がよく紹介されますが、営業職ほど平均が実態を表さない職種はありません。固定給とインセンティブの比率が会社によってまったく違うからです。
同じ「年収500万円」でも、固定480万+インセンティブ20万の会社と、固定350万+インセンティブ150万の会社では、生活の安定感がまるで違います。後者は成果が出ない月が続くと大きく落ち込みます。
求人票で確認すべき3点
- 固定給とインセンティブの内訳(「年収例」だけでなく基本給を見る)
- インセンティブの計算方法(売上比か粗利比か、支給のタイミングはいつか)
- モデル年収が何年目の人の数字か(トップ層の実績が載っていることがある)
「年収例800万円」と書かれていても、それが在籍5年のトップ営業の数字なら、入社直後の参考にはなりません。条件面談の段階で計算方法まで聞いておくと、入社後のギャップが減ります。
なお、インセンティブで年収を上げやすいのは営業職の実際のメリットです。年収アップそのものを軸に転職を考える場合の進め方は、別の記事で整理しています。
営業で身につくスキルは、営業を辞めたあとに効く
営業を「通過点」として捉えると、選び方が変わります。営業職で身につくのは、業界や職種が変わっても持ち運べる力だからです。
- 相手の課題を引き出すヒアリング力
- 筋道を立てて提案する構成力
- 数字から逆算して行動を決める習慣
- 初対面から関係をつくる力
実際、営業からマーケティング、人事、カスタマーサクセス、企画へ移る人は多くいます。営業を経験しておくと、あとで職種を変える選択肢が広がるという順番です。逆に、専門職から営業に移るほうが難しい場面もあります。
「とりあえず営業から始めて、合わなければ別の職種へ」という進み方は、キャリアとして十分に成立します。実際に営業以外へ移るときの職種選びは、専用の記事で扱っています。
あお2回目の転職でSaaS企業を受けたとき、職務経歴書に書いたのは売上の数字より「どの業界の、どの立場の人に、何を聞いて提案したか」でした。営業のスキルは商材が変わると再現できないと思われがちですが、ヒアリングの型は業界をまたいでも通じます。
【体験談】営業を毛嫌いしていた僕が、営業出身でよかったと思うまで

正直に書くと、僕は営業という仕事をかなり毛嫌いしていました。「ノルマに追われて、無理やり商品を売りつける仕事」というイメージしか持っていなかったからです。
1社目は物流倉庫の出荷作業員で、黙々と作業をこなすスタイルでした。だから転職活動を始めたときも「自分は人と話すのが得意なタイプではない」と思っていました。それでもエージェントに勧められて、半ば「やってみるしかない」という気持ちで人材会社の営業職を受けました。倍率100倍と言われた選考でしたが、準備を重ねて内定をもらえました。
入ってみて分かったのは、営業には「話す仕事」と「聞く仕事」があるということです。僕が任されたのは企業の採用担当者から課題を聞き出す役割で、話すより聞く時間のほうがずっと長いものでした。営業に向いていないと思っていたのは、営業を1種類だと思い込んでいたからでした。
そのときに身についたヒアリングと提案の型は、2回目の転職でSaaS企業に移ったあともそのまま使えています。営業を選んだこと自体が、その後の選択肢を広げてくれました。

営業への転職でよくある質問
営業への転職は未経験でも本当にできますか?
求人の出方から見れば可能性は高いです。厚生労働省の職業安定業務統計では、営業職業従事者の有効求人倍率は2.14倍で、全職業平均の1.10倍を大きく上回っています。企業側が採れていないぶん、経験よりポテンシャルで採る枠が生まれます。ただし受かりやすさと働きやすさは別なので、タイプと会社の文化は必ず確認してください。
営業は何歳まで転職できますか?
年齢の上限が決まっているわけではありませんが、見られる部分が変わります。20代はポテンシャル、30代は前職の業界知識を活かせるか、40代は業界知識・つながり・マネジメント経験のいずれかを求められることが多くなります。完全未経験という条件だけで通すのは、年代が上がるほど難しくなります。
ノルマがどれくらい厳しいか、入る前に分かりますか?
ある程度は分かります。面接で「目標はどの単位で設定されますか」「未達のときはどう扱われますか」と聞くのが有効です。月単位で管理する会社と四半期で見る会社では、日々のプレッシャーがかなり違います。求人票で「新規開拓中心」か「既存顧客中心」かを見るのも判断材料になります。
人と話すのが得意ではなくても営業はできますか?
タイプによります。新規開拓やテレアポ中心の営業は向き不向きが出やすい一方、ルート営業・インサイドセールス・反響営業は、聞く力と段取りのほうが重視される場面が多くなります。営業の実務は提案資料の作成や社内調整も大きな割合を占めるので、話すのが得意でなくても成立します。
営業と事務ではどちらが転職しやすいですか?
求人の出方だけで比べると営業です。同じ統計で一般事務従事者の有効求人倍率は0.37倍で、1件の求人を約2.7人で取り合う計算になります。営業の2.14倍とは5倍以上の開きがあります。事務を目指す場合は、営業以上に準備と戦略が必要になると考えてください。
営業の平均年収はどれくらいですか?
平均で見ても判断材料になりにくい職種です。固定給とインセンティブの比率が会社によって大きく違うためで、同じ年収でも安定感がまったく変わります。求人票の「年収例」ではなく、基本給とインセンティブの計算方法、そのモデルが何年目の人の数字かを確認してください。
営業を経験したあと、別の職種に移れますか?
移りやすい職種です。ヒアリング力・提案の構成力・数字から逆算する習慣は業界や職種が変わっても持ち運べるため、マーケティング、人事、カスタマーサクセス、企画などへ移る人は多くいます。逆に専門職から営業に移るほうが難しい場面もあるので、順番としては営業を先に経験しておくほうが選択肢は広がります。
エージェントから営業ばかり紹介されるのはなぜですか?
単純に営業の求人数が多いからです。有効求人倍率が全職業平均の約2倍という状況なので、紹介できる求人の母数が他職種より大きくなります。営業を希望していない場合は、初回面談で「営業以外で」と条件を明示したうえで、希望職種の求人数を確認するのが確実です。
まとめ|営業は「入りやすい」が、タイプ選びで結果が変わる
営業への転職は、感覚ではなく数字で見ると入口の広さがはっきりします。整理すると次のとおりです。
- 営業職業従事者の有効求人倍率は2.14倍。全職業平均1.10倍、一般事務0.37倍(厚生労働省・令和8年3月分)
- 入りやすさの理由は企業側が採れていないから。だからポテンシャル採用の枠が生まれる
- 合う合わないは営業職全体ではなく5タイプのどれかで決まる
- ノルマの重さは業界より会社・チームの文化。面接で目標設定の単位を聞けば判別できる
- 年収は平均ではなく固定給とインセンティブの内訳で見る
「営業はきつそう」で候補から外していた人ほど、タイプを分けて見直すと現実的な選択肢が残っているはずです。まずはどのタイプを見るかを決めて、そこから求人を絞ってください。




