事務職への転職を考えると、「未経験でも応募できるのか」「求人の数が少ないのでは」と不安になる人は多いです。
結論から言うと、事務職は求人数自体は多い一方で、人気の高さから応募が集中しやすい職種でもあります。だからこそ、求人の探し方と使うサービスの選び方で、内定までのスピードが変わります。
僕自身は事務職の経験者ではありませんが、2回の転職活動でエージェントを使い比べた経験から、「サービスごとに向いている人が違う」ことは強く実感しています。この記事では、事務職の転職で使いやすい転職エージェント・転職サイトを、属性別に整理して紹介します。
- 事務職に特化したエージェントは少なく、多くは「求人数が多い大手」でカバーされている
- 未経験・第二新卒なら、対象を絞ったエージェントの方が選考が進みやすい
- 経理職を目指すなら、経理特化のHUPROのような専門サービスも候補になる
- 1社に絞らず、大手×属性特化を2〜3社併用するのが現実的
事務職の転職はエージェントを使うべきか

事務職は人気職種のため、求人サイトで検索するだけだと応募が集中し、書類選考の時点で埋もれやすくなります。
転職エージェントを使うメリットは、非公開求人を紹介してもらえることに加えて、職務経歴書の書き方や面接での見せ方を事務職向けに調整してもらえる点です。事務職はPCスキルや正確性、コミュニケーション能力が問われますが、これらは自己アピールが難しいポイントでもあります。
一方で、「まず自分で求人を見てから決めたい」という人には、エージェントを介さない転職サイトの方が合う場合もあります。この記事では両方のタイプを紹介します。
事務職の種類を知っておく
「事務職」とひとくくりにされますが、実際には業務内容によって求められるスキルや向いている応募先が変わります。
一般事務
書類作成・データ入力・電話応対・来客対応など、幅広い業務を担当します。未経験可の求人が最も多いのも一般事務です。PCの基本操作(Word・Excel)ができれば応募できる求人が中心です。
経理事務
伝票処理・請求書発行・経費精算などを担当します。簿記の資格や実務経験があると評価されやすく、専門特化型のサービスも候補になります。
営業事務
営業担当のサポート業務(見積書作成・受発注管理・顧客対応)が中心です。前職で営業や接客の経験がある人は、その経験を活かしやすい職種です。
受付・秘書
来客対応や役員のスケジュール管理などを担当します。丁寧な言葉遣いやマナーが重視されるため、接客業からの転職者にも人気があります。
未経験から始めやすいのは一般事務、専門性を高めたいなら経理事務、というのが大まかな傾向です。目指す種類によって、次で紹介するサービスの向き不向きも変わります。
事務職に強いエージェント・転職サイトの選び方
選び方のポイントは大きく3つです。
- 求人数が多い大手か、属性特化型か
- 未経験可の求人をどれだけ持っているか
- 経理・秘書など専門性が高い事務職を目指すかどうか
事務職と一口に言っても、一般事務・経理事務・営業事務・受付など幅は広いです。「未経験でもいいから幅広く応募したい」のか「経理など専門性を高めたい」のかで、合うサービスが変わります。

事務職に強いエージェント・転職サイト7選
ここからは、属性別に7社を紹介します。すべて無料で登録・利用できます。
| サービス | 向いている人 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| リクルートエージェント | まず求人の母数を広げたい人 | 全業界・全国の求人を幅広く見られる | 紹介量が多く迷いやすい場合がある |
| doda | 自分でも探しながら相談したい人 | 求人サイトとエージェント機能を併用できる | メールや連絡が多く感じる場合がある |
| 第二新卒エージェントneo | 既卒・第二新卒・未経験から挑戦したい20代 | 未経験OK求人や面接対策に強い | ハイクラス・専門職向けではない |
| type女性の転職エージェント | 働き方や環境も相談したい女性 | 女性の転職支援に特化し、事務・営業・管理部門も扱う | 地方求人は都市部より少なめ |
| パソナキャリア | 丁寧な伴走を重視したい人 | 親身なサポートや女性・管理部門領域に強い | 20代未経験向け求人は大手ほど多くない |
| 最速転職HUPRO | 経理・会計・税理士法人を目指す人 | 経理・会計領域に特化した転職サービス | 対象エリアや職種が合わないと選択肢が狭い |
| リクナビNEXT | 自分のペースで求人を探したい人 | 求人検索・スカウトを自分で使える | 個別サポートはない |
【大手総合型】求人数の多さで探すなら
事務職は求人数自体が多い職種なので、まずは母数の多い大手エージェントを押さえておくのが基本です。
- リクルートエージェント:業界最大級の求人数で、事務職の求人も母数が多い
- doda:エージェント機能と求人サイト機能を両方使える
大手は求人数が多い分、担当者によって対応の丁寧さに差が出ることもあります。後述する属性特化型と併用するのがおすすめです。
【未経験・第二新卒向け】事務職が初めてなら
事務職未経験や第二新卒の場合、大手よりも対象を絞ったエージェントの方が、選考のハードルに合った求人を紹介してもらいやすいです。
- 第二新卒エージェントneo:既卒・フリーターなど未経験からの転職支援に強い
【女性向け】キャリアや働き方の相談も含めたいなら
事務職は女性の応募者が多い職種でもあります。ライフイベントを見据えたキャリア相談まで含めたい場合は、女性向けのサポートに力を入れているエージェントが選択肢になります。
- type女性の転職エージェント:女性のキャリア支援に特化した総合型エージェント
- パソナキャリア:担当者の丁寧な伴走支援で評価されているエージェント
【専門特化】経理・会計職を目指すなら
事務職の中でも経理・会計は専門性が高く、簿記などの資格や実務経験が評価されやすい職種です。
- 最速転職HUPRO(ヒュープロ):経理・会計・税理士法人の転職に特化した転職サービス
経理職を目指すなら、総合型だけでなく専門特化型サービスも併用すると、求人の方向性を絞りやすくなります。
ただし、HUPROは経理・会計領域に寄ったサービスです。まったくの未経験から幅広く事務職を探す場合や、対象エリアが合わない場合は、大手総合型と併用して選択肢を確保しましょう。
【転職サイト型】自分のペースで探したいなら
「まずはエージェントを介さず、自分で求人を見て応募したい」という人には、転職サイトが向いています。
- リクナビNEXT:国内最大級の求人サイト。事務職の求人も自分のペースで検索できる
事務職の転職を成功させるポイント
サービス選びと合わせて、応募書類で「事務職でも再現できる強み」を見せることが重要です。
- 職務経歴書では「正確性」「調整力」「PCスキルの具体的な実績」を数値や具体例で示す
- 未経験の場合は、前職の経験(接客・電話対応・事務作業の一部など)を事務職に置き換えて説明する
- 応募が集中しやすい職種のため、1社の結果を待たずに複数エージェント・複数求人へ並行して動く
- 経理・秘書など専門性が高い求人は、資格取得の予定も含めて相談する
やってはいけない進め方
- 大手1社だけに登録して待つ(求人の偏りに気づけない)
- 「事務職ならどこでもいい」という応募理由のまま面接に臨む
- 未経験なのに専門特化型だけに絞る(対象外求人ばかりになりやすい)
よくある質問
事務職は未経験でも転職できますか?
可能です。ただし人気職種のため、未経験可の求人を多く持つエージェント(第二新卒エージェントneo等)を併用し、前職の経験を事務職の業務に置き換えて説明する準備が重要です。
事務職に強い転職エージェントは1社だけで十分ですか?
1社だけだと紹介される求人が偏ることがあります。大手総合型(リクルートエージェント・doda等)と、属性特化型(未経験なら第二新卒エージェントneo、経理ならHUPRO等)を組み合わせるのが現実的です。
経理事務を目指す場合、一般的な転職エージェントでも大丈夫ですか?
大手エージェントでも経理の求人は扱っていますが、専門性の高さや資格の活かし方まで踏み込んだ提案がほしい場合は、HUPROのような経理特化型サービスも併用すると、求人の方向性を絞りやすくなります。
まとめ:事務職の転職は「求人数」と「属性の合致」で選ぶ
事務職は求人数自体は多いものの、応募が集中しやすい職種です。まずは大手で求人の母数を確保しつつ、未経験・女性・経理特化など自分の状況に合ったサービスを1〜2社組み合わせるのが、内定までの近道になります。
どのサービスが自分に合うか迷う場合は、無料診断で状況を整理してから登録先を決めるのもおすすめです。




